Design & Business

デザインをうまく活用するには

デザインの役割

手に取ってみたくなるような商品やパッケージ、また見た人の行動を喚起するための広告やホームページなど、デザインには各々の役割や効果があります。色・カタチといった見栄えの表現をデザインというのではなく、あくまでも成果を出して商いに貢献するために、きちんと計画されているもの。会社や商品の強みや価値を魅力的に最大限引き出して伝えるために、戦略的にデザインを活用すれば売り上げを伸ばすことも可能なのです。

製品価値
製品価値

優れたデザインは、製品(製造したもの)を商品(商いをするもの)になるための必須要素。技術や機能の付加価値ではなく、ユーザーの心に直結する本質的な価値として活用すれば、市場競争力は向上します。

商品パッケージ
商品パッケージ

いろいろな競合商品が並ぶ店頭で、購買者に向けて、商品の良さ・魅力やブランド価値を伝えているのは、商品パッケージです。作り手の目線だけでなく、買い手の顧客目線や店頭効果を踏まえて、伝わるもの、選ばれるものに仕上げることが必須です。

ブランディング
ブランディング

中小企業だからこそ、自社の独創性を“情報価値”として市場に的確に発信し、効果的な商品販売に結びつけたいもの。デザインを目標達成のための経営資源として運用していく戦略を構築していくことが大切です。

課題解決
課題解決

商品課題に留まらず、企業課題をクリエイティブな着眼で未来を拓く。既存の事業に縛られずに、人々が気づかないニーズを掘り起こし、事業にしていく営みのデザインはイノベーションを実現するチカラとなります。

デザイナー選びのポイント

POINT01
デザインの分野を絞る

プロダクトデザイナーやグラフィックデザイナー、店舗デザイナーなど、多岐にわたる専門分野のデザイナーがいます。それぞれに得意分野があり、その考え方やテイスト、デザイン費、契約スタイルもまちまちですが、実際にデザイナーと対面して、業務範囲や実績を確認することから始めます。

デザインの分野を絞る
POINT02
目的をはっきりと伝える

やりたい事や得たい効果、または予算などを伝え、相談してみることが大切です。描いているイメージや、戦略を可視化し、成果に繋げるのがデザイナーの役割ですので、目的をはっきりと伝えることが大切です。

目的をはっきりと伝える
POINT03
デザイナーをよく知る

デザイナーの取組み方や実績を踏まえ、対等なビジネスパートナーとして協業できる関係を構築したいもの。人柄や考え方を理解して、相性の合うデザイナーと上手に付き合うことが肝心です。そのために、まず複数のデザイナーの方とお会いすることをお勧めします。その時に料金だけで選考することはオススメできません。

目的をはっきりと伝える

デザイン費について

デザイン費の中身
デザイン費の中身

デザイナーに仕事を頼むには、どれくらいの予算が必要なのか。企業様にとっては一番気になるところ。各専門分野のデザイナーの「単価×所要日数×難易度」によって総額はピンからキリまでです。見積りの項目はあまり変わりません。中身の一つは企画料や制作費など主の「デザイン料金」の部分で、コンセプト立案やデザイン提案などの作業費用がここに含まれ、もう一つが直接的な外注の撮影費・印刷費や人件費、交通費といった「必要経費」の部分となります。

ケースバイケース
ケースバイケース

「デザインのイメージが固まっている場合」と「何もかもが未定でイチから企画の場合」では難易度が違い、デザイン費も違ってきます。後者では、こういうモノを作ろう!というステージに上がる前段階のアイデア出しの労力が予測されます。また、「シンプルなデザインの場合」と「複雑なデザインの場合」においても、工数・設計・展開・納期などで変わってきます。シンプル=簡単では決して無いので一概には言えませんが。

デザイン費の金額
デザイン費の金額

デザイナーに「内容をお伝えしてから、見積で金額を確認する場合」と「予算が決まっていて相談の場合」があるかと思います。予算ありきの場合はデザイナーも予算内でまかなえるよう心掛けますが、価値観の違いで金額の開きもあり、調整が難しいケースもあり。具体的に「いくらかかるのか?」という質問に直で答えにくいですが、例えば、パッケージデザインで20~30万ぐらい、プロダクトデザインの費用は50万~100万円の間といった説明を当センターでは実例を基に行っています。アバウトですが金額に見合った価値をご理解の上、投資いただいてこそ、良きデザイン開発への道は開かれます。

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