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エフェクチュエーション（effectuation）は、起業家研究から生まれたビジネスの新しい論理であり、近年研究者と実務家のあいだで注目度を高めています。

経営学や経済学でいう起業家には、個人で事業を起こす個人起業家とともに、企業などのなかで新規事業や組織変革などを推進する社内起業家も含まれます。エフェクチュエーションがとらえた熟達した起業家の行動から、新規事業を生み出したり、産業における不効率を解消したり、組織に成長をもたらしたらしたりする行動の原則を学びます。

このような方におすすめです

✓　新規事業を立ち上げても、なかなか上手くいかない
✓　変化の激しい市場環境に、どう対応したら良いのか分からない
✓　スタートアップで成功を目指したい

講師：
栗木　契（くりき けい）氏
神戸大学大学院経営学研究科　教授

神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、岡山大学経済学部助教授などを経て、神戸大学大学院経営学研究科教授。起業家マーケティング、ビジネス・モデル、ブランド・マネジメントなどの研究を行っている。『日本経済新聞』『プレジデント』などの各紙誌で連載を担当してきた。主要著作に『デジタル・ワークシフト』（産学社）『明日は、ビジョンで拓かれる』（碩学舎）、『マーケティング・コンセプトを問い直す』（有斐閣）などがある。

講座内容

コロナ禍は収束しつつありますが、世界の政治や経済の変化は止まず、企業をはじめとする組織と個人は、不確実な未来に挑み続けることを迫られ続けています。

そのなかにあっても元気な組織や個人は、危機を機会に変えながら前進を続けていきます。本講座では、そこで効果を発揮する起業家的行動の論理として、エフェクチュエーションを取り上げます。

エフェクチュエーションは、バージニア大学教授のサラス・サラスバシーによる起業の熟達者の研究から生まれました。

本講座では、エフェクチュエーションのエッセンスを紹介するとともに、クイズやケース討議などを用意し、受講者の皆さんが自ら考え、参加するアクティブ・ラーニングのスタイルで学びを進めます。