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【レポート】会員コラボ企画「一糸想伝」形を変えて思いを受け継ぐ 伝統をかわいいで繋ぐ語りベレーworkshop(ODC協力)

展示ボックス「HACO場」が縁で、広島の協会と大阪のデザイナーがコラボ。

ODCオフィス内にあるボックス型プレゼンショーケース「HACO場」をご存知でしょうか? 企業・デザイナー・クリエイターの製品・作品事例、デザイナー向け素材や色材、部品、サンプルやカタログ、また学校案内などを展示公開するリアルな魅せ場となっており、会員外の方にもご利用いただけます(有料)。

広島県福山市を拠点に、エンディングノートの普及活動をしておられる 赤川なおみさんが、2022年6月に初めてオフィスに来られたときのこと。お連れの方が「HACO場」に展示されていた着物地の猫帽子にひと目惚れして、すぐに購入されたのです。そして、和服にもお詳しい赤川さんも、生地のカッティングや縫製をじっくりとご覧になり、「着物をとても愛しておられるデザイナーさんだと思うので、紹介してもらえませんか」とスタッフに問い合わせをくださったのです。

そのお相手が、「一糸想伝」ワークショップのデザインと講師を担当された高島克子さん(エイフレッシュ代表)でした。

高島 克子先生
エイフレッシュ代表・デザイナー。エシカルな新古着物地の帽子/着物柄デザイン/被服文化史研究も手掛け、2021年、イラスト年表「着物は時代を物語る」を商業出版。産業能率大学、創造社デザイン専門学校非常勤講師。

赤川 直美さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会 理事長。2013年エンディングノート普及協会、2014年日本終活サポート協会を設立、2017年NPO法人化し理事長に就任し現職。本家の長男の一人っ子ながら本家の長男の嫁となり、これまでに延命治療をする看取り、しない看取りを4度経験。4人の子育てと実家の認知症の母と在宅酸素の父の遠距離・ワンオペ介護に奔走しながら、自らも実家の墓じまい、家じまいを実践中。

 

モノではなくコンセプトを拡げる仕組みを創るワークショップ。

お二人がミーティングを重ねて完成させた一糸想伝ワークショップは、単に「古着をリメイクしてベレー帽にしましょう」というだけでは終わりません。

「着物は着ることがないから」と処分するのではなく、どなたでも使うことのできる形に変えて語り継いでほしい、思いを繋いでほしい。
そのような想いが込められています。

『故人の思い出の着物を、どんな服装にも合わせやすい帽子に形を変えて、愛情をもって着用することで思いを受け継ぐ』というコンセプトを、しっかりと理解し、全国各地にひろげていくことを目的とした、長く続くプロジェクトの「はじめの一歩」です。

今回は「語りベレー」の制作でしたが、続編として「ジレ」のリメイク講座の開催も企画中。すべてのワークショップを修了した方には、つくり方を教えるお仕事をエンディングノート普及協会から依頼する可能性があるそうです。

また、本ワークショップは、大阪デザインセンターの #kawaii プロジェクトにもマッチするということで、会議室の利用料割引や告知サポートなどの支援を行いました。

日時:2022年10月14日(金)
着物の基礎知識講座(座学)10:30 – 11:30 参加費:2,000円
②語りベレーワークショップ 13:00 – 15:00 参加費:9,000円
※両方参加される場合は、10,000円になります。

場所:船場センタービル4号館 2階 会議室(大阪デザインセンター)

※①と②の両方の講座を受講していただき、修了証を発行しました。

 

 

 

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