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取材記事
(有)アイ・シー・アイデザイン研究所
代表取締役
飯田吉秋氏
『知的財産権=自分の価値である』

(一財)大阪デザインセンターは、大阪工業大学知的財産学部様と共催で7月27日に知財セミナー「プロダクトデザインと知的財産戦略。」を開催いたします。当日ご登壇くださる飯田社長よりお話を伺ってまいりましたのでご報告させていただきます。以下飯田社長のお話。
20180709_ici_iidayoshiaki.jpg「私がデザイナーとして在職していた大手電機メーカーでは、『人が真似できない』『オリジナル』なデザインを徹底して求められました。そのために、研修などで常識に捉われない発想の仕方を一生懸命勉強し、また既に世の中にあるアイデアを探るうちに知的財産権にも詳しくなりました。その結果、8年の間に100件以上のデザインを開発し、併せて特許などの知的財産の権利を得ることができました。以降、時代が流れる中で色々な人や素材との出会いをもとに発想を得て、様々な商品を開発してきました。発想は単なる思い付きとは違います。お困りごとに対する解決策として、例えばトポロジーなどのロジック・論理性の裏打ちが必要であり、またそのデザインには考案者の哲学や思考が込められていなくてはなりません。何よりもお困りごとをこれで解決するという『思い』が重要です。そうして初めて知的財産になります。そもそも知的財産とは、シンプルで人を喜ばせる効果のあるものと考えています。知育玩具『ノシリス』、こぼれないシリコンキャップ『Kiss』、喉突き防止の『まがるハブラシ』など色々と開発しましたが、全てこういう考えに基づいて開発してきました。」
ご自身で開発された商品を手に楽しそうに語られる飯田社長。やさしい笑顔が印象的でした。当日のお話がとっても楽しみです。

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