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デザイン交流

【見学会レポート】「缶ができるまで。缶でできること。」~素材特性とその魅力を現場から学ぶ~ 製缶一筋70年の大阪製罐株式会社

主力の「菓子缶」など各種ブリキ缶においては、品質、出荷高で業界トップクラスの「大阪製罐株式会社」を見学いたしました。

きっと皆さんの家の中にも、捨てるのが惜しくて大事に取っている缶があるのではないでしょうか。
誰でも「あ、知っている!」と声を上げてしまう、そんな菓子缶を作られている、大阪製罐の清水社長の斬新な取組みを紹介いただきました。

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きっかけは、2008年のリーマンショックで売上が激減したことによるものでした。
少しコストが高い、納期が長い、注文ロット数が多いなどを理由に、缶から紙に置き換えられていきます。
なんとかしようと奮闘する中で、お菓子屋さんが気軽に使える缶を作ろうという発想に至ります。
素敵なデザイナーとの出会いがあり、清水社長の人柄もあって繋がりが広がっていきます。

そして、昨年6月には東京・恵比寿にアンテナショップ「お菓子のミカタTOKYO KO BOH !!」を出店し、マスコミから注目を集めるまでに成長します。

最後に『お菓子屋さんの困りごと×自分がワクワクすること』を上げられ、お菓子をもっと身近に感じてもらえるよう、缶でサポートしたいという強い想いで締めくくられました。

引き続き、お楽しみの工場見学です。
間近で型抜き、型押し、組み立てなどの様子を見せていただきました。
ロボットが導入され、オートメーション化が進んでいますが、検品は人がしっかりと行い、わずかな凹みやズレがないかチェックしています。
金型を作る現場まで見せていただき、質問にも丁寧にお答えいただきました。

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※お土産に「ビジュー缶」をいただきました。ありがとうございます。

【日 時】2019年2月7日(木)15:00~17:00
【見学先】大阪製罐株式会社(東大阪市岩田町2-3-28)
http://www.osaka-seikan.co.jp/kan/index.html
【参加人数】15名

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