DESIGN COLUMN

デザイナーとの
ビジネスマッチングって?

第3回
デザイナーに仕事を依頼するときのポイント。マッチングに向けてのコミュニケーションの図り方。

前回は「デザイン事務所との仕事~デザイナーに依頼する前に考えるべきこと」というお話でした。
今回は、デザイナーに依頼するときのポイントを書いてみます。
 

【ええもんつくってやー!だけではダメですよ。】

 
まずは、この4コマ漫画をみてください。
 

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「あ~、わかるわかる」
このボディーブローを受けたデザイナーに同情してくださった方もいるのではないでしょうか?
 
ビジネスシーンでよく見かけるのが、
企業側からの「早く・安く・儲かるように」という直線的な頼み方です。
 
特にNGなのは「とにかく、いくらやねん?」とまずコストから入るケース。
たしかに企業さんがデザイナーと仕事をしたことが無かったら、果たしていくらかかるのかわからないので不安だし、
最初にお金の話をきちんとすることは大事なことです。
後から「こんなはずじゃ・・・」とならないためにも、最初に見積りを踏まえてのことですが。
 
しかし!
「いくらかかんの?」
「そんなにかかんの!?」
「とにかく、安してや。」
「せやけど、絶対売れるもんにしてな。」
これではデザイナーのモチベーションも上がりません。
ものづくりで一番重要な信頼関係も生まれにくいですよね。
 
なぜこの商品をつくりたいか、誰のために、何のために、などなど、
経営者の考え方や、ものづくりやサービスづくりにおける強い思いに共感できてこそ、
デザイナーの方々も気持ちの入った良い仕事ができるものだと思っています。
 
モチベーションをアゲるのは、ちょっとした一言、かもしれませんよ。
たとえばこんな・・・「なるほど、そういう新しいアイデアは当社では生まれにくいな・・・」
 
次回は「デザイナーはビジネスパートナー?企業とデザイナーの関係性」について書きたいと思います。
 

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