関西フランスデザイン交流2017 実施報告

関西フランスデザイン交流2017 実施報告

コロナプロジェクト2017 報告画像

(一財)大阪デザインセンターODCとフランスのデザイン協会A.P.C.Iは、お互いの企業とデザイナーが相互に交流・協力するプラットフォームとして、2016年9月5日、パリにて友好交流の覚書を調印しました。2016年11月にはフランスから5名のデザイナーを招へいして、セミナーや企業クリニックを実施しました。

今回、2017年9月にODCメンバー一行がパリを訪問し、A.P.C.Iスタッフと再会して友好交流の再確認を行うとともに、昨年来日した5名のうちの4名と再会して旧交を温めるとともに、今後のビジネス交流の可能性についても会談しました。

ODCは、メゾン・エ・オブジェ2017年9月展に出展しましたが、A.P.C.Iの ディレクター Chaptal de Chanteloup氏と国際交流担当のMarie MoreiraさんにODCのブースを9月12日に訪問していただきました。日本の伝統素材をじっくりと見ていただき、「良い展示だ」と評価いただきました。近畿経済産業局のサービス産業室長の濱崎 浩氏にもお立ち会いいただき、ODC吉原専務理事と「日仏で具体的な交流事業計画はないが、今後とも協力関係を続ける」ことで合意しました。

これに先立ち、会期の初日9月8日に、昨年来日されたCarrefourグループのデザイン・ディレクター Philippe PICAUD氏にも我々のブースを訪問していただきました。突然の再会に驚きましたが、お元気そうで、我々のブースを褒めていただきました。9月11日にも、昨年来日されたAntoine Fritsch氏が訪れ、再会しました。メゾン・エ・オブジェの後には、コロナプロジェクトを2日間開催し、その翌日9月15日には、フランス人デザイナー達3名と再会しました。

まず、Nord駅北方の Constance Guisset Studioを訪問し、Constance Guissetさんと再会しました。訪問者は、ODC理事であり、昨年の5人の来日時にパネルディスカッションのコーディネーターを務め、梅田のショップ案内を務めた石本和治氏、吉原専務理事、大高事業部長、保月課員、通訳の5名です。自然光を取り入れる、天井が高い、広々した明るい空間です。スタッフの人たちも大変明るい表情です。現在、ルーブル美術館の広大なスペースの特別展示設計を企画中で、大変忙しいとのことでした。メゾンのHPのトップに顔写真が載るなど、彼女のフランスでの著名度が分かります。スタジオには、広報用の写真撮影コーナーや、工作室が有り、手作り感を大切にされています。大の親日家で、今後の交流についても、前向きに受けていただけるとのことでした。

そのあと、パリ郊外、西方のセーヌ川の河畔にある Antoine Fritsch氏のデザインスタジオ fritsch +durisotti を訪問しました。合わせて、フランス西北端に住まわれるDAVID MOREEUW 氏も駆けつけていただき再会しました。ここも、河岸道路沿いの自然いっぱいの明るい空間でした。ヨットや自転車、電化製品に強いプロダクトデザイナーですが、「創造のためには場が大切」とおっしゃいます。近くに、創造のための討論、作業のできる建物を改築されました。ConstanceさんとFritsch氏は対象分野が異なりますが、二人ともスタジオ内に創作工房を持って、試作をしてアイデアを固めていきます。しかし、フランスでもこのようなやり方をするデザイナーは少ないとのことでした。Fritsch氏は、かねてから日本のモノづくりの素晴らしさを感じていたので、「日本と交流して日本のモノづくりにどんな貢献ができるか不可解だったが、昨年訪日してみて、お互いに協力し合える部分が有ることを実感した」とおっしゃっていただきました。日本のメーカーが欧州向けに制作・販売する前に、ヨーロッパのデザイナーやバイヤーの声を聴いてからの方が結局効果的、経済的だ、という昨年のキャロン氏のアドバイスを思い出しました。

フランスに交流基盤となるしっかりした組織が有り、個人的にも信頼できる素晴らしいデザイナーがいるので、何らかの形でこれを活かせればと思います。



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