お知らせ

『未来思考事業創生プロジェクト』5回目を開催しました。

未来思考事業創生プロジェクト」5回目をマイドームおおさかにて12月22日(土)に開催しましたので報告させていただきます。
 
今回は、まず第一回特別講演としてマイクロ波化学株式会社の吉野巌代表取締役CEOにご登壇いただき、2007年にベンチャー企業である同社を立ち上げられてから現在に至るまでのお話をお伺いしました。
 
冒頭、ベンチャー企業の定義と中小企業との違いの説明、そして化学産業が生み出す付加価値の重要性についてご教授いただきました。この100年余り、人が移動する手段は馬車から内燃機関を搭載した車、そして電気自動車へと進化したにも関わらず、化学産業の製造プロセスは変わらないままという現状もお聞かせいただきました。つまり重厚長大でたくさんエネルギーを使ってCO2をたくさん排出する状況ですが、実はマイクロ波を使うことによって化学工場をコンパクトなものに変えることができるのです。またマイクロ波の利用によって、現在のプロセスではできない物質を生み出す可能性も秘めています。
 
20181222_miraishikou_report.jpg しかし、事はそれほど単純ではありません。起業されてから現在までに3つの壁に直面された、と吉野氏は語ります。
一番目は大型化の壁。実用化のために、従来の常識を覆して物理学者、化学者、エンジニアを揃えて、その力が交差するところで生まれるパワーで新しいアイデアを生み出し、加えてトライ&エラーで金・時間・人をかけて大型化に成功されました。
 
二番目は実績の壁です。事例のないものは販売に結び付きません。そこで周囲の反対を押し切って、自分達で世界初のマイクロ波のプラントを建てて、その結果としてお客様が実物を確認することにより実績に結び付けることができました。
 
三番目は事業化の壁です。最初は廃油からバイオディーゼルを生産する事業に挑戦。しかし、うまくいかず燃料に近い組成のインキ製造に着手し、販売に至るも価格が合わず。そこで従来からの開発の蓄積をフル活用し、モノを作る方法をお客さんに販売するという新しい事業モデルを導入されお客様を増やされています。このビジネスモデルは自社技術をさらに進化・深化させることにもつながっています。
 
現在は、食品化学、コンデンサ、タッチパネル素材、医薬品の中間原料等色々な企業と連携しながら日々新たな挑戦を続けておられます。
 
事業の性質上、開発に係る資金や人材の調達に尋常ならざるご苦労をされたと思います。最後に、ひとつひとつ目の前の課題を解決しながらも、北極星つまり、吉野氏ご自身の環境問題・エネルギー問題を解決したいという究極の思いをブレずに持ち続けることが重要というお話が、ズンと心に残りました。
 
プロジェクトに関しては、前回未来思考で抽出したアイデアを、縦軸・横軸を定めて4つの未来の世界観を描くワークショップを実施しました。次回はその4つの世界観の特徴を整理しながら、事業化のアイデアを探っているフェーズに移っていく予定です。
 
 
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