ディーズ・ボイス

2012.04.17

「ビジュアル・デザイン・する」

有限会社バディー・クー 取締役小川 治策氏

3Dを使い始めたのは随分前、あるポスターをデザインしたのがきっかけでした。メイン商品の形状が決まっていたので、様々なシチュエーションや映像を貼り込みながら3D上でラフを進め、ほぼそのまま撮影したらOKというラフを作りました。普段、あまりデザインに関わらない方達に見て頂いてもハッキリとイメージが伝わりやすく、3Dはとても便利なラフ用ツールという認識でした。

もちろん、"何をどのように伝えるのか"に一番効果的な方法を模索しながらコピーライター、イラストレーター、フォトグラファーや様々なプロの方たちの力を借りながら"ひとつのデザイン"をまとめていくという手法は基本中の基本なのですが、自分の頭の中にある「空想の世界」を、最終的に実現可能かどうかの判断で悩むことなく、どんどん提案できる3Dは『自分の目指すデザインやビジュアルの方向性をアピール』できる大切なツールであり、レイアウトなど全ての要素をトータルに考え構成するBODYYCOO(バディー・クー)ビジュアル・デザインに至った訳です。
例えば、夏用の広告で『優雅な金魚に水中モーターを付けて泳がせたい』と考えるとします。以前なら各クリエイターに相談することから始め、予算や納期を含めアッサリ諦める状況ですが、デザイナー自身が絵を描くように画像処理やCGを柔軟に扱う事で大きなポスターにも使用できる味わいのある印象的なビジュアルを創り出すことが出来ました。
様々なプロとコラボレーションする"広い世界"でのデザイン、そして独自の世界観を突き詰めて表現する"個"のビジュアル・デザイン、その2つで私達のデザインを拡げられたらいいなと思います。そして私達が制作したデザインをどこかで見てもらえた瞬間、その方の想像力を刺激したり、何か物語が始まるような、そんな楽しい感覚を時を越えて伝えていければ嬉しいのですが。

有限会社バディー・クー 取締役 小川 治策氏
1992年、有限会社バディー・クー(BODYYCOO)設立。グラフィックを中心に幅広くデザイン活動を続ける。「デザインできるものは何でもデザインするぞ!」というスタンスが持ち味。
http://www.bodyycoo.co.jp